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特製せときららと重ね醤油のいりこらぁ@純麦(無店舗)・大つけ麺博・新宿区大久保公園

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写真: 特製せときららと重ね醤油のいりこらぁ@純麦(無店舗)・大つけ麺博・新宿区大久保公園

写真: 栗さんの特製ちゃあしゅう麺@塩生姜らー麺専門店MANNISH亀戸店・江東区亀戸 写真: 酸辣湯麺@yagu-noodle・江東区住吉

大森 純麦(無店舗)@大つけ麺博
  新宿区歌舞伎町2-43 大久保公園

 10月6日(木)から11月9日(水)まで、新宿区歌舞伎町の大久保公園で「大つけ麺博」が3年ぶりに開催されている。会場には10ブースがあり、そこに1〜5日の入れ替わりで全101店舗が出店するつけ麺・ラーメン・まぜそばの一大祭典だ。気になるお店があったので4日目にして初めて訪れた。10時45分に公園に着くと、長方形の公園の長い方の一辺にずらっと行列ができている。数えてはいないが100人くらいはいるだろうか。公園の西の端で列に接続したが、11時少し前に急に動き始め、しばらくして公園内に無事入ることができた。次いで、10ブースのうちこの日稼働していた7ブースのどれかに並ぶことになる。列が長かったのは竹末食堂(栃木)、麺の虜 牛の虜(山梨)とこちらだ。こちらのお店の店主さんは、Homemade Ramen 麦苗@大田区大森の元女将で、独立して自分のお店を持つべく準備中とのこと。実店舗を持たないのにラーメンイベントに出店するという珍しいケースだ。ブースの前に並び始めて30分ほどでようやくブース右側の窓の前まで進み、そこで注文と支払いを行う。メニューは標記とそのノーマル版、それに塩味バージョンの3種類。塩は何故か特選にはできないとのことだった。値段は、ノーマル版醤油と塩は本イベント共通価格の税込み900円。また特選醤油は、吊るし焼きチャーシュー1枚、味玉半個、太メンマ、海苔及びワンタン1個がプラスされ+340円だ。メニュー写真を見る限りでは、ノーマル版は麺の上にチャーシュー、ミツバ、紫タマネギが載るだけの寂しい絵柄なので、340円はコスパ的には今一歩だなと思いつつもここは奮発して特選にした。なお、本イベントでは、支払いは交通系、流通系等の電子マネーによるキャッシュレス決済に限定されている。これは、現金を排除することにより迅速に、トラブルなく、衛生的に業務を行うためだろう。
 注文後5分余りで丼を受け取ることができた。イベントだから丼が発泡スチロール製なのは仕方がない。公園中央部に設けられた客席スペースに移動して箸をつける。この時点で時刻は11時35分。大勢のお客がいるにしては割とスムーズだと思う。麺は幅5mmほどの手もみ風平打ち。厚みがある麺で噛むと弾力を感じるのに、プリプリではなくモチモチとした食感に頭がバグる。小麦の風味も感じられ美味しい麺だ。この麺は、山口県産のパン用小麦であるせときららと支那そばや専用粉をブレンドした支那そばや麺工房製の麺とのこと。支那そばやが他店に麺を卸していることは知らなかったし、せときららという小麦品種も初めて聞く名前だ。このせときららという小麦を使った麺は関東では初お目見えとのこと。スープは、大つけ麺博の公式サイトによると「伊吹、オリーブいりこを丁寧に抽出した上品な旨味おだしの醤油らぁめん」とのこと。飲んでみるとしっかり煮干し味だがクセや臭いは皆無で、上品という言葉が思い浮かんだ。サイトの表現をうのみにすれば煮干しオンリーのアニマルレスのようだが、旨味十分なので動物系が薄くサポートしている可能性もあるかなと思う。醤油の風味もちゃんと感じるが、穏やかで目立たず、当然しょっぱくなくて合わせ方が絶妙だ。チャーシューは、デフォが肩ロースのレアチャとバラ肉の吊るし焼きのようで、そこに特選用の肩ロースの吊るし焼きが加わり3種に。それぞれの特徴がよく出ていて、イベントなのにこんな手間がかかるものを提供するとは驚くし、美味しくて思わずに笑みがこぼれる。ただ、ペラペラで小さいのが残念。ワンタンは餡をギュッと包んだテルテル坊主型。餡は、豚ひき肉を真ん中にして周りをエビでくるんだのものでショウガが香る。これも美味。半個分の味玉は、ゼリー状になりつつある黄身が濃厚。メンマはジャキジャキで発酵臭がしっかりと感じられる本格的な味わい。薬味はミツバと紫タマネギ。
 麺量が100gほどかなり少なかったのは、いくらイベントとはいえ寂しい。せめてあと20gあればと切に願うが、済んだことだし…。実店舗の早期開店に大いに期待したい。

・お気に入り度:〇

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