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肉南蛮@遊泳・新宿区西早稲田

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写真: 肉南蛮@遊泳・新宿区西早稲田

写真: 初めての濃密かれんG@かれん・足立区北千住 写真: 味玉醤油らーめん@万蕾・墨田区菊川

だしと麺 遊泳
  新宿区西早稲田3-15-1

 先週の日曜日から各日10食ほどで提供され始めた新限定メニュー。
 麺は油そばなどと同じ鼠色を帯びた黄土色といった感じの色合いで、幅が最大で2cmほどある乱尺の平打ち縮れ麺。お餅や子供の頃よく食べたハイチューにもよく似た、粘りっ気のあるモチモチ、グニュグニュ感がものすっごく強い独特の麺だ。一方、スープの方もユニークで、今週の出汁は伊予いりこ、うるめ、豚、平子他7種、どんこ、こんぶ、日本酒と食材を駆使して出汁を引いている。また、Twitterによると、カエシに魚醤と貝を使っているそうだ。スープを口に含むと、香味油が思いのほか効いていてそれなりのコッテリ感の下、醤油、豚、魚介が複雑で分厚い旨味を生み出していて実に美味しい。醤油も豚も魚介もそれぞれ存在を主張しているのに喧嘩をしていないのは、ちょうどうまい塩梅でバランスが取れているからだろう。以前に比べると豚と香味油が強めになった一方、その分魚介類はやや控えめになったように思うが、個人的にはこの方が風味よりも旨味が立って好きだ。具材はシンプルに豚とネギと卵黄のみ。豚は肩ロースの切り落としをシャブシャブして醤油系のタレで味付けしているように思う。ネギは長ネギをザクザクと切ってこれも熱湯でさっと茹でた感じだ。肉がたっぷりあるため、意識して食べないと肉だけ残ってしまうくらいだ。終盤は卵黄をつぶして混ぜ込み、マイルドに味変させたスープで残りの肉、ネギ、麺を食べフィニッシュ。
 2月上旬で提供が終わったきの子のだしそばに代わるようなメニューで、汁ありのため同じ麺を使う油そばとはまた違った味わいで、甲乙つけがたい一杯だった。

・お気に入り度:〇+

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